『女のしくじり』著者プロフィール&メッセージ
ゴマブッ子
illustration 小迎裕美子
性別――黙っていればモテそうなのにねの典型爽やかゲイ
生年月日――永遠の二十歳
身長――スラリと175cm
バスト――食べごろサイズ
ウエスト――勝負下着はM
ヒップ――最近ご無沙汰
シューズ――左と右を足して52cm
目の色――艶色
髪の色――モテ色
血液型――ハイオク
住所――代官山とアラブを行き来
職業――セレブ
職歴/芸歴――「モテない女」評論家
自己PR――
ゴマブッ子の「ご」の字はゴージャスの「ゴ」
ゴマブッ子の「ま」の字はマッチョ好きの「マ」
ゴマブッ子の「ぶ」の字はブスは引っ込んでなさいよの「ブ」
ゴマブッ子の「っ」の字はつべこべ言わずに今すぐ抱いての「ッ」
ゴマブッ子の「こ」の字は小金ならあるわよ?の「コ」
●あの女ブログ――コチラ
婚活! 負け犬! 崖っぷち!
『結婚』という2文字が新型インフルエンザよりも脅威に思えている
イケイケ女子の皆さま、こんにちわ。
モテないゲイ日本代表、ゴマブッ子と申します。
この度、ひょんなコトから『おひとりさま』という名の圧力に疲れ切った皆さまを癒すべく『女のしくじり』という本を出させていただくことになりました。
あたくし自身や負け犬友達のしくじり経験談を惜しげもなくご紹介しながら恋愛のちょっとしたしくじりから逃している『モテ』やら『婚期』を鋭く、そして、エーゲ海のように穏やかな心で突っ込ませてもらっております。
しくじりと申しましても多種多様。気付かないうちに人知れず習慣化してしまっているしくじりを正すことは、一筋縄ではまいりません。
例えば、本書の中『ギャップがない女』という話の中で私の失恋話が登場するのですが・・・
半年ほど前、ものすごくアプローチされて付き合った男から私はわずか3週間でこっぴどくフラれてしまいました。
しかも、メールで別れを切り出され、長々と言い訳メールを送られたのでいつかコイツを振り向かせてやろうと思い
『楽しかった! ありがと! またね!』
と1行メールを送りつけてお別れしたのでした。
そして半年経った一昨日の出来事。
その男から突然
『ゴマチャン! お久しぶりです! 電話できますか?』
とメールが届きました!
えっ?何?
コレ、よりを戻したいとか言いだすの?
やっぱり男って未練がましく追いかけるよりもあっさり引き離すと戻ってくるんだーなんて思いながらも面倒くさいし、返信しなくてもいいよね?
と女友達のT子さんにメールすると
『とにかくあれこれ妄想する前に連絡してみなさいよ。だって連絡がほしいってメールがきたってことはなんか用事があるってことでしょ? 金貸して とか』
と返事が・・・
あーしくじった!!
ついうっかりいつもの癖で自分の思い描くラブストーリーを勝手に妄想していた!
危ない! 危ない! これは金貸してとかその手のメールかもしれない!
またしてもしくじるところだった。
と、とりあえず
『久しぶり、どうかしたの?』
とメールをしてみると・・・
返ってきた返事は
『俺、最近活動再開できるようになった。また遊んでくれるかな? 一緒に酒飲んだりできるかな?』
というメールでした。
こんなメールをもらうと、恋に飢えているしくじり女はついつい、
『彼、まだ私のコト、好きなのかな?』なんて勘違いしてしまいそうですがこんなメールにドキドキしてる時点でまだ好きなのは彼じゃなくて私のほう! なのです!
しかもこのメールの真意は違います。
俺、最近活動再開できるようになったというのはつまり
お前と別れたのはホントは別の男に乗り換えたからだったけどその男とも終わって、また恋人探ししようと思ってるんだよねー
という意味です。
また遊んでくれるかな? 一緒に酒飲んだりできるかな?
とは、
お前と一緒に行ってたゲイバーで俺の悪い噂とか流してないよな?
とりあえず、俺の邪魔とかすんなよ?
という意味での一緒に飲もうなのです。
以前のあたしなら、こんなメールをもらったら勘違いしてほいほいメールを返していたと思いますが、
もう大丈夫!
女のしくじりを書きながら自分自身にもうしくじらないと言い聞かせることができるようになりました。
な〜んて、手前みそなネタで申し訳ないですが、この『女のしくじり』はモテ本の類ではありますが、堅苦しくなく誰でも経験したことのあるようなちょっぴり笑える内容になってます。
仕事で落ち込んでたり恋や婚活に疲れていたり。
そんなときにはこれを読んでニヤっとしながら元気になってもらえたらと思います。
だって地味でも派手でもキャリアでも腰かけでも、20代でもアラサーでもアラフォーでも、ゲイでもモテ子でもおひとりさまでも既婚でも、どんな人でも大切なコトは自分自身の人生がハッピーであることなんだから!
前向きに行きましょうよ!
そんなわけで、ちょっとしたしくじりを軌道修正させながら、小さじ一杯分くらいの微力かもしれませんが、皆さまのハッピーライフのお手伝いができれば、こんなに光栄なことはございません。
2009年11月 ゴマブッ子
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